リーフどうぶつ病院

夜間・時間外の急患の際は、お電話にてご連絡ください 0268-75-7830 9:00〜12:00 / 16:30〜19:00 休診日:日・祝

Newsお知らせ

2018年8月22日 症例報告

犬の乳腺腫瘍

みなさんこんにちは!獣医師チームです。

上田市内の小中学校では2学期が始まりますね。

長野県の学校の夏休みの短さは全国でもトップクラスだそうです!とは言え、お子さんのお昼ごはんの用意や宿題のサポートなど普段よりも忙しかったというおうちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。お疲れ様でしたm(__)m

 

今日は犬の乳腺腫瘍についてお話ししたいと思います。

犬の乳腺腫瘍は雌犬の腫瘍の中では最も発生が多い腫瘍です。

良性悪性の確率は半々で、手術が第一の治療手段となります。

腫瘍ができても初期の段階では痛みを感じたりすることはほとんどありません。

しかし、下の写真のように腫瘍が破裂(自潰)し出血などがあると、犬は痛がったり気にして舐め続けることもあります。

また、腫瘍が大きくなればなるほど摘出にかかる手術時間も長くなり、犬への負担も増えてしまいます。

写真のわんちゃんは腫瘍は大きかったですが、無事に腫瘍を含めた左側の乳腺の全摘出術を行うことができました。

良性の腫瘍であれば手術後の予後はとても良好で、悪性のものでも早期の手術で完全な切除ができていれば通常予後は良好といわれています。

おうちのわんちゃんの乳腺部分を触ってみてしこりがあるようでしたら、放置せず早めにご相談ください。

また、乳腺腫瘍は予防が可能な腫瘍です!!初めての発情前に避妊手術を行うと乳腺腫瘍の発生率は0.5%、2回目の発情前では8%、2回目の発情以降では26%といわれています。そして2歳半以降での避妊手術では予防効果はほとんどありません。病気予防のためにも早期の避妊手術を検討してみてはどうでしょうか。

 

 

夜間・時間外の急患の際は、
お電話にてご連絡ください
0268-75-7830 9:00〜12:00 / 16:30〜19:00
休診日:日・祝