2018年8月20日
症例報告
歯科処置
みなさん初めまして!獣医師チームです!(^^)!
今までブログの更新はトリマーの石澤さんにお任せしていましたが、これからは私たち獣医師チームもブログを通じて病気や手術のご紹介をしていきたいと思っています。
よろしくお願いしますm(__)m
第1回目は歯科処置についてです。
なんと、3歳以上の犬猫の75%以上が歯周病であるという報告があります。
歯周病になると口の中に細菌がたくさん増えてしまいます。
その細菌は血液に流れていき、全身の臓器、特に肺や肝臓、腎臓に影響を与えることがあるといわれています。
歯周病は歯だけの問題ではないのです!!
ということで、実際に歯科処置を行ったわんちゃんの写真です。
処置前はたくさんの歯石が付いています。
超音波スケーラーを使用して歯石を除去します。
ぐらついた歯や歯周ポケットが深い歯などは抜歯をします。
抜歯をした後は吸収糸(時間がたつと溶ける糸)で縫合します。
歯科処置後は「よく食べるようになった」、「口臭が気にならなくなった」という感想をお聞きすることもよくあります。
歯周病は放置しておくと、眼の下の蓄膿(眼窩下膿瘍)や顎の骨の骨折などを引き起こすこともあります。
おうちのわんちゃんねこちゃんのお口の健康が気になる方は一度ご相談ください(^.^)/